なぜなぜ分析はなぜ失敗したのか?

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なぜなぜ分析とは?

なぜなぜ分析(なぜなぜぶんせき)とは、ある問題とその問題に対する対策に関して、その問題を引き起こした要因(『なぜ』)を提示し、さらにその要因を引き起こした要因(『なぜ』)を提示することを繰り返すことにより、その問題への対策の効果を検証する手段である。トヨタ生産方式を構成する代表的な手段の一つである。 

 問題が起こった時に要因を調べる強力なツールとしてなぜなぜ分析は有名です。起こった問題に対してなぜなぜを繰り返すだけなのでやり方は非常に簡単です。

本やネットなどで実例でよく紹介されてますがこれがやってみると非常に難しい。

 

責任はすべて私たちにあります

御多忙に漏れずうちの会社でもプロジェクトで問題発生した場合はなぜなぜ分析を行っていましたが、

どの答えも最終的に自分の責任となり、私(たち)がもっと努力すべきでした。勉強不足でた。狭い視野で行動してました。

という結果にしかなりません。

いやいやどう考えてもそこじゃないでしょ。仕組み自体に問題があるんじゃないのという事例でさえ同様の結果になってしまって毎回の反省会ムードにこの分析手法に疑問をもってしまいました。

 

なぜ失敗したのか?

・当事者になぜなぜ分析をさせた。

 男の子がいたずらをしてママに怒られてたとします。「なぜこんなことしたの?」と問い詰めればはじめは言い訳するも「なんでなの」が続くとごめんなさい。ボクが悪かったのと謝ります。しかし第三者のパパはちゃんと理由を知ってることが多いはずです。

「なぜ」という言葉は、威圧的です。なんとなく自分に責任があるような問いかけに聞こえてしまいます。ましてや上司がその場にいたらその傾向はますます強まります。

また、下手な要因を設定すると会社批判と捉えられ責任感のないやつとレッテルを貼られかねません。本音がいいたくても言えない状況なのでNGワードが多すぎて本質にせまることができません。

 

・改善がめんどくさい

 要因がみつかれば次はその改善というアクションに移ります。なぜなぜ分析をしている人は気づきます。その要因を解決するのはかなり面倒だぞ。と。

それであれば自分のせいにしてしまったほうが後々楽じゃないかという妥協が働くわけですね。

 

MECEなどのルールが答えを難しくする

 MECEとは、”もれなくダブりがない” という意味です。

なぜなぜ分析の意見は、MECEを意識して展開していかなくてはなりません。

意見は数字のように白黒つかないことも多いのでMECEのルールを守ることは簡単ではありません。なぜなぜ分析手法としては簡単ですが、そういったルールを厳守することで当たり障りのない似た意見に偏ってしまいます。

 

ネガティブな問題に関しては要注意

利用するのであれば誰の遠慮もいらない一人でやるか、気の知れたメンバーでやるべきだと思います。

それか当事者含めいろいろな意見をヒヤリングした第三者が分析を行う方が変な意思が入らずストレートに要因に迫ることができます。

またなぜ「猿も木から落ちるのか」のような研究テーマであれば誰にも気を遣うことはないのでなぜなぜ分析は強力なツールになるはずです。

 

簡単なようで簡単でないなぜなぜ分析でした。